こんにちわ。
エコキュートの豆知識をお届けいたします。

写真はP社、M社の商品、カタログから引用させていただいています。

《給湯性能》
エコキュートはタンク保護のため、写真右下の給水の入り口に「減圧弁」がついています。給湯水栓を開くとこの減圧弁を通った水圧で、タンク上部の熱いお湯が押し出されます。
つまり、減圧弁の設定値がエコキュートの給湯圧力を決めています。
各社商品の設定値を比較してみましょう。
　標準圧力タイプ：約190kPa（キロパスカル）
　　　　　　　　　210kPa（ダイキン標準圧力）
　高圧タイプ　　：280～320kPa
　水道直結タイプ：500kPa(日立 ナイアガラ出湯)

標準圧力タイプは、ダイキンがややリードしています。
減圧弁で水道の圧力を下げて使用しますので、もともとの水道の水圧が200kPa以上でないと、高圧タイプの効果が判りません。


《省エネ性能》
「年間給湯保温効率(JIS)」という数字に注目願います。
この数値は大きいほど省エネ性能が優れていることを表しています。この数値が、0.1上がると年間の電気代が約1,000円下がるといわれています。
各社のスタンダードタイプは全て3.3で横並びです。（薄型は約2.8）
上位モデルは、高効率技術、タンクの保温技術、排水の余熱回収機能などで、最高4.2まで上がっていますが、商品の価格も上昇しますので、10年以上ご使用でも差額を埋めきれない場合も多く、投資対効果のご検討をお奨めします。

【本日の豆知識】
　①スタンダードタイプの性能は各社ほぼ同等です。
　②水道の水圧が低い場合は高圧タイプの効果が少ない。
　③省エネ性能と付加機能、商品価格で総合判断を。