性能向上リフォームコレクション
今回は、築６７年のお宅の事例をご紹介します。
「８０代のお母様が今後もバリアフリーな空間で安心して過ごせるように」とリフォームをしました。
お母様のお部屋は以前より広くなり、お布団などの収納力もアップしています！
奥の洗面脱衣所からは、そのまま外に出れるようになっており、寝室への介護動線もばっちりです。
今回のリフォームを機に、以前は別棟にあったお風呂を、寝室から直ぐの位置に計画した為、短い動線で水まわりにアクセスできて、将来も安心です。
トイレの段差もなくなり、車椅子のまま利用できる広さになりました。
トイレ正面の壁には、お孫さんが可愛いシールを貼られて、賑やかになっています。
ご来客の多い和室も、L字の縁側を取り込み、広々とした空間となりました。
お施主の希望で、既存の建具や竹を随所に再活用しています。
デザインリフォーム豆知識
「限られたスペースしかないけど広く見せたい！」とか、「小さい家でも広く見える時があるのはなぜかな？」と思ったことはないでしょうか？
今回はお部屋を広く見せるコツについてお話します。
例えば延床１６坪の小さなお住まいでも、大きさを伝えると「もっと広く見えるね」といわれることがあります。これはいくつかテクニックを使っています。
１つ目は、「床の面積を広く見せる」です。
床に何かおいてあるだけでごちゃごちゃと見えてしまいますので、床には極力物を置かずにそして家具の脚も細く、華奢なものを選ぶことでより広く見せています。
２つ目は、「天井を高くする」です。
床の面積が小さいときは天井高をなるべく上げることでお部屋に開放感が生まれます。
梁を見せて、勾配天井にすれば、空間に奥行きとメリハリが生まれるので、おすすめです。
他にもお部屋を広く見せる工夫はあります。
調べてみると楽しいですよ。