性能向上プレミアム住宅通信
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リフォーム知っ得コーナー
今回は「建築金物」についてお話します。
リフォームでは、既存の柱がシロアリに食べられてしまい強度が持たなくなったケース、柱が湿気等で腐ってしまっているケース、あとは間取りの変更にともない柱の入れ替えや増設をするケース等がよくあります。
その際、どのような柱の入れ替え方法を行っているのか見ていきたいと思います。
新築時は「ほぞ穴加工」と言って、土台や梁など横に長い木材ト、垂直に柱が重なる部分は木材が抜けないようにほぞ穴というものを加工してはめ込んでとめてあります。
しかし、リフォームの場合はすでに横に長い土台や梁が入っている中で柱を入れ替える為、ほぞをほぞ穴に差し込むことができませんね。
その場合には、垂直の柱と水平の土台等が抜けないように、専用の金物を使って補強します。
これにより、土台と柱が引き抜けることはなくなります。
そして、今度は上部の梁と柱の補強方法です。柱と柱の間隔が3.6m(2間)以上空く場合は、アングルブラケットと呼ばれる金物を入れて補強します。
こういった補強により、下記の写真のように、既存柱の入れ替えを行い、リフォームでも必要な部分は新しい柱となり補強されていきます。
柱入替完了。補強も出来て安心できますね。