リフォーム知っ得コーナー
今回は、脅威のシロアリについて少しお伝えします。
シロアリでも種類はたくさんいるのですが、今回は外来種「アメリカカンザイシロアリ」の情報を。
１９７６年に東京都江戸川区で始めて発見されて以来、しっかりと日本に根付いてしまったシロアリで、輸入家具や輸入木材と共に入国してきたようです･･･。
下図からもわかるように北海道を除き、全国的に生息しているようです。
アメリカカンザイシロアリの「カンザイ」は、「乾材」。
そうなんです、このシロアリは乾材が含む僅かな水分さえ摂取できれば、周囲が湿っていなくても日光に照らされていても生きていける生物なんです。
やっかいですね･･･。
ここが在来種のシロアリと違う所です。在来種のシロアリは土の中で水分補給をしつつ、光に当たらないように家に侵入しようとするので、基本は床下を経由するしか無かった。
だから私たちも床下に入って点検や施工をしていたのです。
ところがアメリカカンザイシロアリは、家のどこに生息しているかわからない。
手がかりとなるのは、下記の写真のような木くずの粉のような糞。
アメリカカンザイシロアリは顆粒状の糞を巣の排出口から外部に排出するので、この糞が被害発見の手がかりとなります。
軒下、玄関、窓周りなどから何度も吹いても落ちてくる場合は要注意です。